2022.6.22. RELEASE
Music for The Room + CORE PORT Jazz
by Hiroko Otsuka
RPOZ-10077
定価¥2,200 (税抜価格\2,000)
選曲・テキスト:大塚広子
DJ大塚広子が女性アーティストの曲を部屋で聴くための音楽としてデザイン、生活空間へのアンセムにまで高めたコンピレーション・アルバム。
■活動領域を広げながら繊細かつ圧倒的プレイで多くの音楽ファンから信頼され続けているDJ大塚広子。多くのコラボ・イベント、ジャズ及びアナログレコードの普及、多方面での執筆活動などオピニオンリーダーとして今や欠かせない存在である一方、二児の母としての視点からの発信も共感を得ている。そんな大塚広子がリモートワークが定着した現在、部屋で聴く音楽のスタイリング、自宅で育児をする人への共感、生活空間への慈しみ他を織り交ぜた豊かなライフ・デザインを提示するコンピレーションCD。
■選曲はコアポートの豊富な女性ヴォーカル・カタログからセレクト。デリケートでいながら高揚感も感じさせる独自の世界は、他に類をみない心地よさに溢れている。さらに近年、「ジャズ史における女性ミュージシャン」をテーマとして研究しているだけに(年内には同テーマをメインとしたZINEも発売予定)、サウンドだけでなく各曲のバックグラウンドも意識しながらセレクトした内容。日常の自分の部屋だけでなく、自分の心の中の部屋でもピースフルな時間が流れていくようなテイスト。
■収録曲は、難病を患う人の家族への感謝の思いを綴った「Because of You」(エリン・ボーディーfeat.デヴィッド・サンボーン)、生物である植物への崇敬を表現したスティーヴィー・ワンダー『シークレット・ライフ』からの名曲カヴァー「Power Flower」(byジリアン・マーゴ)、重い病気や障害に立ち向かう子供たちをサポートするために作られたアルバム『Arts For Life : My Life Is Bold』にも収録され、歌詞は当時者の子供が書いた「I Want To Fly So Free」(ティレリー)、自身の亡くなった友人に捧げられつつも困難な出来事に対して“この世に無駄なことは何もない”と歌う「Wendy’s Song」(ライラ・ビアリ)、しばらく自室へ来ない恋人へ「ぎゅっと抱きしめて(Squeeze me)」という思いを綴ったデューク・エリントン作を情感たっぷりに歌うベッカ・スティーヴンス他、メロウネスというベールをまとった深みのある愛情溢れたナンバーが数多く収録されている。
01 ジャスト・スクイーズ・ミー/ベッカ・スティーヴンス
&イーラン・メーラー
Just Squeeze Me / Becca Stevens & Elan Mehler
(Duke Elington & Lee Gaines) P2020
taken from the album " Pallet On Your Floor "
02 サマー/ハニャ・ラニ
Summer / Hania Rani
(Hania Rani) P2020
taken from the album " Home "
03 アイ・ウォント・トゥ・フライ・ソー・フリー/ティレリー
I Want To Fly So Free / Tillery
(Eireka / Gretchen Parlato) P2016
taken from the album "Tillery"
04 アフター・ミッドナイト/レベッカ・マーティン
&オルケストラ・ジャズ・ヂ・マトシニョス
After Midnight / Rebecca Martin & Orquestra Jazz de Matosinhos
(Rebecca Martin) P2022
taken from the album " After Midnight "
05 クワイエット・クラッピング(インストゥルメンタル)/ポールマー
Quiet Clapping – instrumental / Pallmer
(Emily Kennedy & Mark Kleyn) P2021
taken from the album " Quiet Clapping "
06 ホワット・ダズ・ア・ライオン・セイ?/グレッチェン・パーラト
What Does A Lion Say? / Gretchen Parlato
(Gretchen Parlato & Chris Morrissey) P2021
taken from the album "Flor "
07 マグナス/グレッチェン・パーラト feat.マグナス・トンプソンetc
Magnus / Gretchen Parlato feat.Magunus etc.
(Gretchen Parlato & Magnus Thompson) P2021
taken from the album "Flor "
08 フォーリング・ドミノズ/ローレン・デスバーグ
Falling Dominos / Lauren Desberg
(Lauren Desberg, Crew Moore & Will Wells) P2019
taken from the album " Out For Delivery "
09 ハイアー・ラヴ/ベッカ・スティーヴンス・バンド
Higher Love / Becca Stevens Band
(Steve Winwood & Will Jenings) P2014
taken from the album " Perfect Animal "
10 ネヴァー・ウィル・ア・マリー/サラ・ガザレク
Never Will I Marry / Sara Gazarek
(Lesser Samuels/Frank Loesser) P2019
taken from the album " Distant Storm "
11 ビコーズ・オブ・ユー/エリン・ボーディー feat.デヴイッド・サンボーン
Because of You / Erin Bode feat. David Sanborn
(Erin Bode & Viktor Krauss) P2021
taken from the album " Your Song "
12 リバー・オブ・ティアーズ(涙の河)/アレクシア・ボンテンポ
River of Tears (Namida no Kawa) / Alexia Bomtempo
(Alexia Bomtempo / Jake Owen) P2018
taken from the album " Suspiro "
13 パワー・フラワー/ジリアン・マーゴ
Power Flower / Gillian Margot
(Michael Sembello / Stevie Wonder) P2019
taken from the album " Power Flower "
14 ウェンディーズ・ソング/ライラ・ビアリ
Wendy’s Song / Laila Biali
(Laila Biali) P2020
taken from the album " Out Of Dust "
15 ハウ・カム/ミシェル・ウィリス feat.マイケル・マクドナルド
How Come / Michelle Willis feat.Michael McDonald
(Michelle Willis) P2022
taken from the album " Just One Voice "
16 105/ベッカ・スティーヴンス・バンド
105 / Becca Stevens Band
(Lyrics by The Hearts Necessities:Life in Poetry, by Jane Tyson
Clement with Becca Stevens / Becca Stevens) P2014
taken from the album " Perfect Animal "
compiled by Hiroko Otsuka
directed by Yohji Takagi (CORE PORT)
re-mastered by Yoshiro Kuzumaki (CM Punch)
designed by Tamotsu Sasao & Hisako Katsuragi (Mure Communications)
photographed by Maciej Komorowski (Valeria)
HIROKO OTSUKA:
DJ、選曲家、ライター、二児の母。新聞や音楽専門誌、ライナーノーツなどに執筆。トリオ・レコーズ、ブルーノート姉妹レーベルのサムシン・エルス、サラヴァなどのレーベル公式コンピレーション/ミックスCDなど、編集盤の選曲も多数。フジロックフェスティバル、東京JAZZでのDJの他、ラジオ番組への出演、自身のレーベル、Key of Life+を主催し、作品監修やプロデュース活動なども行う。百貨店等企業の音楽イベントプロデュースの他、ジャズ及びアナログレコード普及におけるオピニオンリーダーとして各メディアで活躍。柔軟なセンスで音楽の楽しみ方を提示している。2022年「ジャズ史における女性ミュージシャン」をテーマとしたZINEを発売予定。
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JAZZ EXTRACT OF SARAVAH-SELECTED BY HIROKO OTSUKA