松田美緒 | MIO MATSUDA

松田美緒 | MIO MATSUDA

 土地と人々に息づく音楽のルーツを魂と身体で吸収し表現する”現代の吟遊詩人”。その声には彼女が旅した様々な地域の魂が宿っている。大西洋をテーマにブラジルで録音した『アトランティカ』で2005年にビクターよりデビューし、以来ポルトガル、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、ベネズエラ、ペルー、カーボヴェルデなどポルトガル語・スペイン語圏の国々で、現地を代表する数々のミュージシャンと共演、アルバム制作を重ねる。
 2007年にはブラジルのカンソンを表現した『Asas』、2010年にはスペイン語で南米クレオール音楽を表現した『クレオールの花』、2011年にウルグアイ、アルゼンチンで現地ミュージシャンと録音した『コンパス・デル・スル』をリリース。2014年、3年がかりのライブとフィールドワークの集大成として初のCDブック『クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する』を発表。ブラジル・ハワイ移民の歌を含め、日本各地の忘れられた歌を現代に瑞々しく蘇らせた作品は高い反響を呼び、文藝春秋「日本を代表する女性120人」に選ばれる。第2回鉄犬ヘテロトピア文学賞特別賞を受賞。2016年、日本テレビ系列『NNNドキュメント』で、松田美緒の活動を追ったドキュメンタリーが放送され、大きな反響を呼ぶ。2017年6月には『クレール・ニッポン展示会』を生活工房ギャラリーにて開催予定。

http://www.miomatsuda.com/