ウォルター・スミス3世(ts)とマシュー・スティーヴンス(g)を中心に、NYジャズ・シーンの選りすぐりのミュージシャンたちと組んで発足したユニット。2018年に第1作『IN COMMON』を発表、その時のメンバーはハリシュ・ラグハヴァン(b)、ジョエル・ロス(vib)、マーカス・ギルモア(ds)。2020年の第2作『IN COMMON 2』ではミカ・トーマス(p)、リンダ・オー(b)、ネイト・スミス(ds)という両作ともに二人の膨大な共演歴から活選りすぐりのミュージシャンに声をかけて実現したユニット。作曲はウォルターとマシューが主に担当し、自由度の高い内容で、通常のソロ活動とは異なる有機的かつ偶発的な演奏を実現させている。それぞれが現代ジャズ・シーンのトップ・クラスばかりであり、異なる世代ながら音楽的に「共通した」ものを持ったミュージジャンのプロジェクトとして注目されている。